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2007年4月

2007年4月30日 (月)

Beats per Minute @Craft and Folk Art Museum

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March13 - April 29, 2007

Artist:
Walter Kitundu
N.Trisha Lagaso Goldberg
Mung Lar Lam
Christy Matson
Christine Wong Yap
Torolab feat. Nortec

Curator:
Julio Cesar Morales

http://www.mocfa.org/


フリオ・モラレスによるキュレーション。
終了間際に駆け込み。
なんと言ってもWalterの手製楽器に尽きる。

http://www.kitundu.com/
このサイトはくまなくチェックすることをお勧めします。

フリオの意図は、工芸的なアプローチをしている現代美術作品を紹介する、ということだったと思うのですが、それよりもやっぱりWalterがイイ!

ちなみにこの美術館の向かいには、建設中のJewish Museum新館 byリベスキンド。
http://www.jmsf.org/building2/

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2007年4月29日 (日)

SFAI NOW! @REDINK STUDIOS

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梅田哲也くんという、大阪在住のアーティストと一緒に、サンフランシスコでとにかくいろいろなことをやりまくる、
という曖昧なプロジェクトをスタートさせてみたところ、最初はゆるかったペースが、ここのところ急激に加速、梅田くんが帰国する5月9日までの間に、プロジェクトがあと3~5回くらいありそうで、展覧会に行く暇がなくなってしまった。
www.mhtyhr.com
waitoolsounds.com


昨日は、その梅田くんのパフォーマンス終了後に、すぐ横でSFAIの学生の大きな展覧会のパーティーがある、
ということでお邪魔させてもらいました。ホームページもなく、SFAIのサイトにも情報がないです。しいて言えば、ここに情報が。
http://www.fecalface.com/calendar/calendar.php?mode=view&id=2604

これは学生が自主的に開催している展覧会で、学年、学科に関係なく、参加したいと言えば誰でも参加できる展覧会のようです。公的な情報が出回っていないのは、学生たちによる自主的な企画だからでしょう。その意気や、よし。

会場もそういった学生たちにはぴったりの場所でした。
http://www.redinkstudios.com/
ここは「アートはみんなのもの」という理念のノン・プロフィットスペースで、さらに言えば、良い企画で押していくわけでもないので、必然的に若いアーティストの発表場所として機能しているようです。

僕はことあるごとに、卒展を見るのが好きだと言ってきました。それは、若いアーティストが理想と現実、自己と社会、アートとアートではないもの、の関係をどのように考えているかが、ストレートに見えてくるからです。例えば、絵画コースの場合、先生の教育法とそれへの反発が透けて見えてきます。卒業後にコマーシャルギャラリーが扱ってくれる可能性がある場合は、学生の作品もこじんまりと「売れそう」な作品が多くなったりします。そうでない場合は、「おまえどうしたいねん!」という作品になります。僕としては、学生のうちは黙々と技術を習得しつつ、自分の感性の拠り所を明確にする、というくらいが画家としてはちょうど良いように思えます。あくまで個人的意見ね。

あるいは、アートの「外」をどのように考えるか。学生のグループ展ではかならず「やんちゃ」する奴がいます。展覧会の枠組みそのものを壊そうとする奴。展覧会の意義に疑問を呈する奴。そもそもアートなんて糞だぜ、とわざわざ展覧会という形式の中で主張する奴、さまざまなハプニングやパフォーマンスなどなどなど。そこで、逆説的にその土地のアートシステムの強さを測ることができたりします。強い場所では、こういったことはなかなか起こりません。それをするには、かなりのしたたかさと用意周到さと理論武装が必要で、それは学生には基本的に無理です。安易にやると浮きます。ちなみにこの展覧会で、そういった「やんちゃ」な人間は1~2名でした。浮いてました。

逆のパターン。東南アジアにおいて、パフォーマンスというジャンルが力を持っているのは、社会とアートの反発的相補関係が先進国のように形成されておらず、社会も、アートもその成り立ちと存在からしてかなり怪しいわけで、そういう場所では、アートをやるより、アートの意義、社会の意義を問う身体的ジェスチャーの方が力を持ったりするということなのだろう、とぼんやり考えています。日本の前衛もそうだったはずで。シンガポールの場合は、あきらかに「絵画」と「彫刻」という国家的教育システムへの反発としてパフォーマンスがあったはずなのですが、シンガポール・ビエンナーレでとどめを刺されたような気がしないでもないです。タンダウが始めた「反近代」的パフォーマンスがリズマンのポスト・モダンなパフォーマンスで幕を閉じる、という感じ。P-10とYourMotherGalleryだけは頑張ってほしいです。

んで、今の日本の社会にしても、今の日本のアートにしても、どっちも普通に胡散臭いと思うことはないですか?きな臭いし。そういうときは、ごく単純に、かつ真剣に、アートかどうか?とか考えないで、もちろん「記録」のことなんか全く考えないで、ただ唐突にパフォーマンスをすればいいんだと思いますよ。
と、煽ってみたり。

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2007年4月25日 (水)

wunderkammer @SFAI

Wunderkammer - Cabinet of wonders and curiosities
-Selection from first year students
April 23 - 28, 2007

学生の展覧会@SFAIです。
彫刻科のレベルが高い。地下の彫刻室の充実ぶりを見ると、
それもうなずけます。
絵画科はどこにいっても、日本の方がレベルは高いです。

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2007年4月24日 (火)

exhibition×2

行ったけど書くの忘れていたのを思い出しました。
いつ行ったか全く思い出せん。。。
とりあえず記録ということで。

Damien Hirst 'New Religion' @Serge Sorokko Gallery
Mar29 - May20, 2007
http://www.sorokko.com/exhibitions/exhibition_hirst.html

このギャラリー、驚異的な資金力だな。。。
きれいな作品が並んでいましたが、、、
売り用であるというだけで、それ以上の言葉が出なくなる昨今です。


DREAM @RX Gallery
http://www.rxgallery.com/
グラフィティとファッションが融合、という感じのギャラリー。
ベニヤ板に書かれたグラフィティって売れるのかな?

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2007年4月21日 (土)

World Factory/ 3 Making our Place @SFAI

なんとなく、デザインを変えてみました。
まあ、既存のやつなんだけどね。


World Factory/ 2 Resistance and Dreams @SFAI
Mar 28 - Apr 21, 07

Cao Fei and Ou Ning
Teddy Cruz
Sanja Iveković
Sora Kim
Julio César Morales
Lordy Rodriguez
Pascale Marthine Tayou
Zhu Jia

Curated by Hou Hanru

http://www.sfai.edu/page.aspx?page=252&navID=587§ionID=4

ということでハンルー。
前回に引き続き、ばりばりの「第二次産業」カラー。
工場の灰色が、この展覧会の基調色になっていて、ほんと、わかりやすい。
建設、製造、開発など初期資本主義のもっている荒々しい力の再確認からグローバライゼーションへの反省に至る、という道筋がはっきりしている。作品のセレクションも、そのテーマから全くぶれない。実はこれって、普通にすごい事だと思う。情報量が半端じゃないってことでもあるし、アーティストの作品が空間でどう見えるか、という想像力がしっかりしているということでもある。
別のブログで特殊な「キュレーション」の話を始めてしまっていて若干反省(あくまで若干)。そんなこととは関係なくインターナショナルに活躍するキュレーターは作品の力、テーマの意義、展覧会の形式、鑑賞者への様々なアプローチなどを同時に、高いレベルで見せる事ができるのだな、とようやく認識。ヴェネチア・ビエンナーレなどになると「予算もすごいんだしこれくらいやるでしょ」という目で見るけど、この展覧会の場合、大体の予算が透けて見えるので、そのなかでこれだけのことができる、ということを示してもらった気がします。

って、こんなこと書いても、写真がないと分からないよね。。。すいません。

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2007年4月20日 (金)

exhibition×2 @CCA

The California Files: Re-Viewing Side Effects of Cultural Memory
@Wattis Institute
April 19–June 23, 2007

Curator: Arian Beyn

Artists:
Craig Baldwin
Sandow Birk
Andrea Bowers
Kaucyila Brooke
the Center for Land Use Interpretation
Abigail Child
Sunah Choi
Jay Chung & Q Takeki Maeda
the Mayme A. Clayton Library & Cultural Center
Harun Farocki
Jill Godmilow
Jack Goldstein
Karl Holmqvist
William E. Jones
Helen Kim
Nina Könnemann
Jesse Lerner
Jenny Perlin
the Prelinger Library & Archives
Miljohn Ruperto
Susan Schwartzenberg
Allan Sekula
Danh Vo
Clemens v. Wedemeyer
Christine Würmell.

http://www.wattis.org/

ベルガモのシンポジウムで会い、サンフランシスコでもまた会った、
奇妙な縁を感じるベルリン在住のキュレーターArianさんによる展覧会。
カリフォルニアの「アーカイヴ」に着目。
さまざまなマテリアルを元にアーティストに制作を依頼。
マテリアルそのものの展示もあり、という内容。
着想そのものは悪くないと思いますが、
それをわざわざ展覧会にする必然が強く感じられませんでした。
過去の記憶であるアーカイヴを受けて、
アーティストがそれに負けじと独創性を発揮して、
アーカイヴに新たな光を当てる、というのが見たかったのですが、
どうなんでしょう。そういう意図はなかったのかな。

Faction
@PLAySPACE exhibition
April 18–28, 2007

Curators: Petrushka Bazin, Jessica Brier, Chia-lin Chou, Courtenay Finn, Anna Gritz, Clare Haggarty, Nathan Jones, Danny Orendorff, Kate Phillimore, and Sarah Robayo Sheridan

PLAySPACEはCCAの学生が気軽に使える展示スペース。
ここでキュラトリアル・コースの1年生の生徒が、一人づつアーティストを選んで
展覧会を開催しました。アーティストはサンフランシスコの若手、
もっと言うと、この学生たちの友人、というパターンが多いようです。
この展覧会は、雑誌も発行していて、そのなかではOkwui Enwezorへの
インタビューもあったりして、割と頑張ったのではないでしょうか。
展覧会自体は、やはり学生感が漂っていました。
変なパフォーマンスもあったりね(写真です)。

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2007年4月14日 (土)

A Rose Has No Teeth @Berkeley Art Museum


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A Rose Has No Teeth: Bruce Nauman in the 1960s
January 17, 2007 - April 15, 2007
http://www.bampfa.berkeley.edu/

ブルース・ナウマンの60年代回顧展。
展覧会自体は作品のみが並べられているが、
カタログを読むと(買った)、
ブルース・ナウマンが「カリフォルニア」の文化・風土から
いかなる影響を受けたのか、ということが、
しっかりとした調査の元にまとめられています。
ともあれ、作品も、やっぱいい。

以前、田中功起くんと話していたときに、
話題に上った「11 Color Photographs」があったので、
なるほどね、と思いながらまじまじとみたり。
66-67年で、この新しさ。すげーな。

で、思ったんだけど、スタジオ内でのパフォーマンスの映像とか、
いくつかの部分で、田中君と類似性がある。
ガチガチのアート&ランゲージ系のコンセプチュアルでもなく、
なんちゃって代理店的発想のコンセプチュアルでもなく、
よくわからん作品の幅と、意味分からん発想がある、
しなやかで自然なコンセプチュアル・アートという系譜の中に、
田中君もいるんだな、というようなことを考えたり。

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2007年4月13日 (金)

METAGYMNASTICS @the Luggage Store

METAGYMNASTICS

APRIL 13 - MAY 4, 2007
@the Luggage Store Annex
artists: PER SCHUMANN and MALTE ZACHARIAS
curators: Chris Fitzpatrick, Sham Saenz and Zefrey Throwell

curatorの一人、chrisはアーティストでもあって、
作品を以前みました。(2月22日の記事を参照)
今年からCCAに入学するらしい。誠実。まじめ。
Shamはこわもてだけどいい奴。力持ち。盛り上げ役。
ZefreyはNPR。知的。社交的。
http://www.neighborhoodpublicradio.org/
http://www.conceptualart.org/npr/

バランスのいい3人組のキュレーターチームです。
アーティスト2人にキュレーターが3人ってすごい手厚いよね。

展示は、
「頭で考えるアーティストなんか駄目、体を大事にしよう。」
というドイツ人二人組がハーブをの小鉢をスペース内で育てつつ、
設置したキッチンで料理を振る舞う、というもの。
見た目はかわいい。

しかし、このエリアで料理一皿6ドルとって、
コミュニティのために、ってのはやっぱキツいと思うよ。

ちなみにこのエリア(テンダーロイン地区)は、
梅田くん曰く西成・釜ヶ崎。
この日の前夜、準備にいそしんでいた僕と梅田くんは、
ごく普通に警察がピストルで黒人のおっちゃんを威嚇して、
手を上げさせて、がーっと地べたに這いつくばらせているところを見ました。
(梅田くんと彼のプロジェクトに関しては別のブログを参照)。

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2007年4月12日 (木)

the collective foundation @ybca

The Collective Foundation
Apr 13 – Jul 8, 2007

http://www.ybca.org/
http://www.collectivefoundation.org/

The Collective Foundationは一つのプロジェクト名。
詳細は上のサイトを見て下さい。というか、是非見て下さい。

さて、完璧です。
戦術としては、完璧なのですが、
現実としてはある一定の層以上に、このプロジェクトが波及していません。
これは戦略として限界があることを示しています。
つまり、アートのためのアートを壊すために、
社会性を持ち込んだはずが、それがまた別のアートのためのアートに
なるという自己撞着がここでは起こっています。
それがなぜ起こるのか、ということを突き詰め、
アートの「外」を具体的に想定しつつ、そこといかに関係を取っていくのか、
というところまで戦略的になってやっと
この手のアートプロジェクトは成功するように思います。
わかりづらい?

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2007年4月 5日 (木)

Yellow Labyrinth @Women and Their Work

April 5 - May 12, 2007
artist: Aki Nagasaka
http://www.womenandtheirwork.org/


オースティンおよびサンアントニオに長いこと滞在していた理由は、
このオープニングを見ることでした。
なぜかというと、長坂さんにカタログのテキスト執筆を頼まれたからです。
長坂さんはかつて、CCA北九州に在籍していて、現在はオースティン在住。
テトラで他のCCAアーティストたちと展覧会をしたこともあります。
2005年の頭だったかな?

このギャラリーは、読んで字のごとく、女性作家とその作品のみを扱う、という
第3期フェミニズムの遺産をしっかり無視した方針になっています。
僕が若干の違和感を感じざるを得なかったのもこの点でした。
つまり、このギャラリーの運営やアーティスト選定などが、どうも
「白人・中流・女性」的な要素が強いと感じられたのです。
そもそもオースティンという街自体が、そういう街だからなのかもしれませんが。

そんななか、日本人である長坂さんが展示をしたことは、
意義があることのように思えます。
展示内容に関してはテクスト化するのでここでは控えます。
バイリンガルにしてもらう予定なので、興味がある方は入手してみてください。

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2007年4月 3日 (火)

San Antonio

サンアントニオに立ち寄りました。


San Antoino Museum of Art
http://www.samuseum.org/

半端な帝国主義的/植民地主義的なコレクションの数々です。
現代美術のコレクションは少ないです。
ステラの絵を間近で見て、かなり雑だったのが印象的。
特別展は柴田是真。ものすごいものが海外に流出していることを知りました。


Art Pace
http://www.artpace.org/

ここは結構有名なアートセンター。
依頼されたキュレーターが海外/国内/テキサスという
3地域からアーティストを1名づつ選び、選ばれた3名がここでレジデンスをして
最終的には展覧会を開く、というのがメインプログラム。
過去には長谷川祐子さんも選定キュレーターを務めたことがあります。
Jesse Amadoの作品が個人的には好みでした。


Blue Star Art Complex
http://www.bluestarcomplex.com/

アーティストのスタジオ、ギャラリー、カフェなどの複合施設。
いけてるんだか、いけてないんだか。
メインになるのはBlue Star Art Spaceで、ここは割と広めの空間でした。
しかし、いけてるのか?


Finesilver Gallery
http://www.finesilver.com/

サンアントニオとヒューストンに居を構える商業ギャラリー。
建築事務所や、写真撮影所、デザイン事務所などが入った倉庫内の一角。
おのぼりさん的には「おしゃれ」と感銘を受けそうだが、
正直、テキサスってこんなのばっか。
ニューヨークのパクリをしているだけ、と思われるのだが、
まだニューユークに行ったことがないので何とも言えない。


以上、サンアントニオの一日でした。
Mcnay Museumにも行ったのですが、閉まっていました。
http://www.mcnayart.org/
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